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プレスリリース

鳥取大学医学部と「視運動、音声を対象にした人工知能を用いた神経疾患診断の評価」に関する共同研究を開始しました

 株式会社テクノプロジェクト(代表取締役社長:山中 茂)は国立大学法人鳥取大学(学長:中島 廣光、以下:鳥取大学)医学部と「視運動、音声を対象にした人工知能を用いた神経疾患診断の評価」に関する共同研究を開始しました。

 パーキンソン病や多系統萎縮症/脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺など、脳の障害により手足の動きが不自由となる病気は、症状に類似性があり、複数の検査を組み合わせて診断しなければならず時間も費用もかかります。
 本題問題を解決するため、鳥取大学医学部医学科 准教授 渡辺保裕 氏と鳥取大学医学部附属病院 准教授 上原一剛(現 米子工業高等専門学校 准教授)氏は、対象者の視線と音声を計測することで疾患を類推する、短時間でかつ簡便で低負荷な検査方法を考案されました(特願2020-86916)。

本共同研究は2021年度内を目途に、画像認識や機械学習などのAI関連アルゴリズムを用いた特徴量解析によって、診断精度の向上を図ることを目的としています。

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 株式会社テクノプロジェクト(代表取締役社長:山中 茂)は国立大学法人岡山大学(学長:槇野 博史、以下:岡山大学)と「遠隔操作可能なエクササイズデバイスの開発」に関する共同研究を開始しました。  高齢などによって介護を必要とする人たちのQOL(生活の質)を高めるには、移動、食事、更衣、排泄といった生活を営む上で不可欠な基本的動作(ADL:日常生活動作)が重要であり、日々の理学療法士や作業療法士の指導によるリハビリテーションに加えて、日々の自主トレーニングが欠かせません。  しかし、今回のコロナ禍によって、通所、訪問などでの対面リハビリ施術やトレーニング指導が困難になり、結果として要介護者の運動機能の低下を招き、その機能回復にさらに別途施術が必要になる事態も発生しています。  岡山大学 学術研究院 自然科学学域 助教 下岡 綜(しもおか そう)氏は、ADLを改善しQOL向上を実現するため、人にやさしいソフトアクチェータを用いた(圧縮空気を動力源とした)リハビリテーション機器を研究開発されています。ただ、現時点では、機器の動作設定は、リハビリテーション指導員が機器利用者に応じて、それぞれ対面で実施しなければ機能しないという課題も存在しています。  本共同研究では、インターネット等のネットワークを介して、機器の設定や動作を制御し、さらに実際の動作状況をモニタリングすることで、遠隔からトレーニング指導と実施状況を確認できる、IoTを活用したシステム構築を目的としています。  ※本共同研究には、しまねソフト研究開発センター(ITOC)による、IT活用サービス創出シード支援助成事業のプロトタイプ検証支援助成の交付をいただいております。
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